主体性が育っていく環境の大切さ

子育て・教育

ブログをご覧いただきありがとうございます。

モンテッソーリ教育の真髄に想いを馳せながら、この記事を書いています。
今でもあのあたたかい空間を思い浮かべると、心がじんわりしてくるのですよね。

当時のブログから、卒園式を迎えた前日の記事を読み返してみました。

明日は、息子の幼稚園で卒園式が行われます。
いつもと同じように、帰ってきたらわぁわぁと騒いでいるのですが、少しだけ様子が違っていました。

明日のことが気になっているのではないかな。
寄り添いながら、一緒に気持ちを感じてみようと思いました。

息子: 寂しいな~。心でずっとそう思っているんだよ。
母:  そっか~。だからさっき騒いでいたんだね。
どんなふうに、寂しいって感じているのかな?

息子:みんなと、会えなくなっちゃうこと。幼稚園でおしごとができなくなっちゃうこと。
ぼくは、もうお兄ちゃんになったけど、まだおしごとでいっぱいやりたいことがあるんだ。
だから年少さんだったらもっとできたのに、と思うんだよ。

母:やりたいことがいっぱいあったんだ。君にとって、幼稚園はどんなところだったのかな?

息子:(すこーし考えて・・・)キラキラのゆめ

彼に、この時間を過ごさせてあげたい。
どうしても、幼児期にそのひとときを体験してほしくて、自宅から遠く離れた場所なのに通った園です。

いつか、何かのかたちで、日々積み重ねた時間が意味を持てば良いと思っていました。
逆に言えば短期的な効果なんて、期待してなかったのです。

もっともっと奥深く、根付いたものが、小学校の高学年位になって、じわじわと現われてくるのかもしれない思っていました。

でも、最後のおしごとを終えたときに、彼自身が「まだやりたい、もっとやりたい」と感じてくれたこと。
おしごとが大好きで、一生懸命取り組んでいたこと。

彼の話を聞きながら、胸がいっぱいになりました。
幼児期の大切な時期に出会えて、本当に良かった。

丁寧に蒔かれた種は、どんな形で芽を出していくのだろう。
私にとっても、それは キラキラの夢。

〈卒園式当日の後~〉
卒園児達が座るイスの後ろには、使い込まれている教具が置いてあります。
1000の鎖や100の鎖たち。

きれいに整えられて、子どもたちが手に取りやすいように配置されていることにも意味を感じます。

一つ一つ数えていきながら、数の概念を身体で覚えていく、代表的な教具。
こうして、何年も卒園していく子どもたちを見守っているのでしょうね。

いやぁ、過去の文章というのは恥ずかしいですね。
育て上げた今になって見返すと、まだこの頃はほやほやの段階です。

これからくるサバイバル期の入口にも立っちゃいません。
ただ、そのときの想いは5歳の母として特有のもの。

自分でやりたいことを選ぶ。
できるように、サポートをする。
見守っていく。
主体性が育っていく環境が大切だと
親自身が学ぶことができたのが大きかったと思います。

今だから言える、振り返ってみたら~はまた別の機会に♪